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性的少年 8

 その日の晩ごはんの時、僕は自分で言うのもなんだけどご機嫌で、いっぱいしゃべった。テレビを観ていっぱい笑った。つまらない場面も笑ってあげた。お姉ちゃんから「うるさいっ」と注意を受けるほどだ。お兄ちゃんはなんだか元気がない。どうしたんだろう? なにかビクビクしているようで、落ち着きがない。 
  僕は一番に食べ終わり、二階へと上がった。保健体育のことをもっと知りたかったので、お兄ちゃんがまだリビングにいる隙に教科書と参考書を持っていこうと考えた。教科書はすぐ見つかった。前と同じ、机の一番下の引き出しの中だ。でも、さっき机の上に置いたはずの参考書が見当たらない。お兄ちゃん、どこにしまったんだろう? ベッドの下を見てみたけど、プラモデルの雑誌とバンドを組むことを勧めている雑誌、そしてバイクの雑誌しかなかった。あれ? おっかしいなとまわりを見渡すと、本箱がいつもと違うような気がした。辞典とか図鑑がちょっと出っ張っているような・・・・・・。取り出してみると、その奥に見つかった。昨日とは違う参考書もあった。お兄ちゃんは勉強家だ。きっと努力しているところを知られたくないんだな。黙っておいてあげよう。そういう職業があるかは知らないけど、将来、プロの保健体育家になりたいのかな。参考書は全部持っていった。
  裸の女の人がたくさん出ている本を読んで、あらためてびっくりした。子供の作り方にいろんなバリエーションがあるのだ。女の人ひとりに対して男の人がふたりがかりで作る方法、2組の夫婦が一緒になって作る方法(入れ替わったりするらしい)、女の人の手をひもでベッドにくくりつけて行う方法もある。火のついたろうそくを垂らしてものすごく熱そうだったけど、きっといい子を作るためのおまじないかなにかなんだろう。女の人がまだ服を全部脱いでないのに作っている写真もあった。きっと時間がなかったのだろう。女の人が嫌がっているのに無理矢理作っているのもあった。作り方も様々だなあと思った。この本はすごいな。僕はさっきから驚いてばかりだ。
  写真だけじゃなくて、作文も載っていた。読んでみると、子供を作っている時の様子が書かれていて、物語みたいになっていた。



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